【新唐人2015年04月13日】水道水の品質が悪い中国で、多くの人はボトルウォーターを飲用しています。報道によると、北京では1日当たり65万本のボトルウォーターが販売されていますが、北京にある大小規模の宅配水販売業者1万社のうち、正規の業者はわずか50%から60%です。
北京市ボトルウォーター販売協会が提供したデータによると、北京にある大小規模の宅配水販売業者1万社のうち、正規の業者はわずか50%から60%です。北京で一日に消費されるボトルウォーターはおよそ65万本ですが、うち偽物が6分の1を占めます。
偽ボトルウォーターとは、各種の銘柄のボトルにミネラルウォーターではなく、水道水または少しだけろ過処理をした水を入れたものを指します。
北京市ボトル水販売協会市場監督管理弁公室 袁さん
「昨年水販売業者を調査した際、違法行為を発見し、電話をしましたが、彼らは来ませんでした。『彼ら』とは工商部門、食品薬品部門のことです」
北京市ボトルウォーター販売協会市場監督管理弁公室の袁(えん)さんによると、多くの業者は販売許可を得ておらず、メーカーとの販売契約も交わしていません。しかし、政府はいっこうにかまう様子がないそうです。
ある販売店の元オーナーによると、正規のボトルウォーターの場合、1本当たりの販売価格は20元から24元で、利益はおよそ3元。しかし、偽物の水の場合、かかるコストはわずか2元。暴利を儲けられるそうです。
一部の業者は本物のボトルウォーターに、偽物を混ぜて配送して、利益を得ていると言います。
偽物の水の場合、検査合格証がないにも関わらず、ボトルに「良質飲用水専用ボトル」のシールが貼られています。
袁さんは、工商部門、食品薬品監督管理部門の不作為を指摘します。これらの部門に管理の協力を求めたものの、回答はずっと得られなかったといいます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/10/a1190093.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)